好きを言葉に。

好きなものへの気持ちを言葉に出来たらいいなぁと思います。

ヒップホップグループからヒプノシスマイクへ・ヒプノシスマイクから斉藤壮馬さん沼へ落ちたこの数ヶ月の話。

この8〜9年程、私はアイドルオタクをしていました。

そんな中で好きになったグループの中にヒップホップの楽曲を歌うアイドルグループに出会い好きになっていきました。

lyrical schoolMAGiC BOYZ(のちのHONG¥O.JP、現在は解散)です。

それまで実はラップの曲の良さも面白さも分からず生きてきて少し苦手意識があったのですが、lyrical school(以下リリスク )を好きになったことでその意識が一切無くなり、今ではどうしてこんな事に???という状況に。人生は本当に分からないものです。

リリスクやMAGiC BOYZ(以下マジボ)の活動を追っていくうちにライブの共演で沢山のヒップホップグループやラッパーさんのライブに触れていきました。

そんな中で好きになったグループに JABBA DA FOOTBALL CLUB(以下ジャバ)がおります。

色々あって2019年、私はジャバのライブに沢山足を運びました。2019年、間違いなく私の気持ちを前向きにしてくれたのはジャバでした。

そんな2019年も終わりそうな12月のある日、ツイッターを見ると何やら大きなお知らせが。ジャバがヒプノシスマイクの山田二郎くんに楽曲提供した…と。ヒプノシスマイク…ヒプノシスマイク!?ヒプノシスマイクの事はもちろん存じ上げておりましたが、名前を耳にするたびにスルーして生きていました。とにかく楽曲提供が豪華!みたいな印象でしたが、好きなアイドルの活動を追うのに忙しい日々でしたのでヒプマイの情報を入れる脳の容量はありませんでした…が、好きなグループが楽曲提供となれば話は別で。私は速攻で曲を再生しました。

「うぅぅ…めちゃくちゃ良い曲じゃん…バオさんのトラック…優しい…めっちゃ…めっちゃアシュくんじゃん…って言うか歌ってるの声優さんなんだよね…?うま…」

私がジャバのヒプマイへの楽曲提供で騒いでいると(ツイッターでです)何人かのお友達から反応がありました。これ聴いてみてとか二郎ちゃんの曲良い!とか。え?待って?皆ヒプマイ聴いてたの?全然知らなかったんだけど!言って?まぁそれは置いておいて…

それからしばらくジャバのヒプマイフィーバーが続き…私はとてもびっくりしていました。

楽曲提供したお知らせツイートは公式もメンバーさんのもいいねとリツイートが伸びる伸びる…私は嬉しくなりジャバのグループ名で検索をかけてヒプマイファンの方達の反応を読んではニコニコしていました。読んで行く中でヒプマイファンの方達のツイートの中に『二郎ちゃんの成長』というワードが何度か出てきたのが気になりました。『成長???』友人からも『ヒプマイも成長界隈です!』と言われ益々気になります。人は成長というワードに弱いもの…それにジャバが作った曲をもっと理解するにはヒプマイをきちんと知らなければならない…推しグループを想う気持ちと湧き出してきた興味が私をヒプノシスマイクへと導き出しました。

とは言え時は年末、仕事の繁忙期(繁忙期は2月まで続く)仕事と休みの日はライブみたいな生活でしたので中々深く掘り下げる事は出来ずに2月くらいまではとにかく楽曲を聴いてキャラクターを把握してドラマトラックを少しづつ(本当に少しづつです)聞く…そんな日々を過ごしていました。

 

2020年、仕事と休みの日はライブという生活が世の中の状況で一変してしまいました。

生活からライブがなくなってしまった。

3月、楽しみにしていたライブが開催されるか分からない日々。世の中の状況を見てもライブへの風当たりはどんどん強くなる。もうこれは全て諦めないといけないんだな…と。

ライブの延期や中止の知らせを待ち、中止の知らせを受けては「そうだよね…」と。

ヒプマイのライブがある事も存じておりました。この日のライブを楽しみにしていた人たちの気持ちを思うとやるせないですが…

ヒプマイの5thライブが中止になり、Abemaでの配信になった3月29日、私の日常は大きく変化していく事になりました。

 

その日まで、私はぼんやりと過ごしていました。ぼんやりとそう言えばヒプマイのライブ配信あるんだよね…仕事だから途中からしか見れないけど見ようかな〜と。アーカイブされて1週間(でしたっけ?)くらい見れる事とかも全く把握していませんでした。それくらいぼんやり。

この時の私のヒプマイへの気持ちは、推しディビジョンも推しキャラも決められないよ〜って状態で。あえていうならイケブクロか…シンジュクが最近気になるな〜とにかく曲を聴くのが楽しい。少しだけ見た公式が上げていたライブ映像を見た印象だとシブヤの人すごいな…本当にキャラクターがいるみたい(この時は把握していないけど白井さんの事です)って感じでした。声優さんの顔も名前も全然把握しておらず、二郎ちゃんの石谷さん、木村昴さん、速水奨さんぐらいしか存じ上げていない状態でした。

そんな状態で見始めた配信ライブ。どのディビジョンのライブも素晴らしくとてもとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。タイムラインでも見ている人が多く、リアルタイムで皆で同じものを見て呟かれる感想を見るのもとっても楽しかった!こうやって皆で同じ時間を共有する事が中々叶わない世界になってしまったから…この日は本当に楽しかった。ヒプマイに心の底から感謝をしました。

 

そして、配信ライブで私はある方が気になりだしてしまいました。タイトルにもある通り、その方のお名前は『斉藤壮馬さん』です。最初の印象は『夢野先生の声優さん表情すごく良いな…』って感じでした。(あと、ウィンクした!コワイ!ってなりました)配信ライブの配信期限が終了するまで、1番見たのはシブヤのライブでした。シブヤに1番引き込まれてしまいました。自分的には完全に予想外の展開でした。だって…イケブクロかシンジュクにいくと思っていたから…

配信ライブを見た日からずっと『蕚』のリピートが止まらなくなりました。蕚ばかり一曲を延々リピートした日もあります。最早病気です。蕚のリピートが止まらないどうしよう…と思っていた4月1日(ツイートで呟いていました)ツイッターを見ていたら夢野先生のお誕生日という情報が流れてきました。え?誕生日?そっか…エイプリルフールなんだ…いや何このタイミング?運命?(オタク運命を感じがち)

おそらくこの辺りで私は斉藤壮馬さんの名前をしっかり把握したのではないかなぁと思います。4月1日のツイートでソロのアーティスト活動もされている事を知って「この方には近づいてはいけない」と呟いていたので…(この時はまだ抵抗する力が微弱ですが残っていたようです)そんな近づいてはいけない…という誓いも虚しく数日後にはヒプマイ楽曲の斉藤壮馬さんが参加している楽曲だけを集めたプレイリストを作り斉藤壮馬さんの声を聴かないと生きていけない人間が出来上がっていました。

その頃丁度スカパーで斉藤壮馬さんのソロライブの映像の再放送がありました。これまた何というタイミングでしょう…もう、いいから沼にお入りよ…そういう事ですね。私はいつしか抗う事をやめていた事に気付きました。

そしてまたタイミングよろしく4月22日が斉藤壮馬さんのお誕生日という事を知りました。私はその日から斉藤壮馬さんのラジオを聴き始めました。お誕生日の日からラジオを聴き始められるなんて運命?(オタク運命を感じがち)(2回目)

そしてお誕生日の勢いで壮馬さんの本を2冊購入しました。(オタクはじめての課金)

そこからは配信サイトに登録して過去のアニメ作品を見たり色々な情報を吸収していきました。

斉藤壮馬さん…何でもある…本当に何でもある…ラッパーから入りアイドル、歌舞伎、猫、サンリオ、朗読、朗読劇…すごい…無限に出てくる…

それはそうです。だって私がアイドルオタクとして過ごしてきたこの8〜9年の間、壮馬さんはずっと声優として活動して声優としてのお仕事を積み重ねて来たのだから。その積み重ねてきた時間をほんの数ヶ月で知ろうなんておこがましいです。あまいのです。図が高い。身の程をわきまえましょう。

壮馬さん、今までたくさんの作品を届けて下さりありがとうございます…おかげで私は今この世界でも楽しく生きていられます。

大好きだったものが生活からなくなり、それがいつ戻ってくるのか先が見えない世界で暗くなりがちだった気持ちを暗くなっている隙がないくらい夢中にさせて下さっています。

 

3月29日、ヒプマイのライブ配信があって良かった。あのライブが無かったら、緊急事態宣言が出た後も普通に電車に乗って仕事へ行く不安な日々を乗り越えられなかったかもしれない。

あの日々に私の気持ちの免疫力を上げて強くしてくれたのはヒプノシスマイクと斉藤壮馬さんの存在です。

私は、必要な時にきちんとその瞬間必要なものに出会えているような気がして。

今までヒプマイをスルーしていた事も壮馬さんを知らなかった事もこの2020年に出会うべきだったからなんだなって思っています。

感謝してもしきれませんが、これから先の楽しみを下さりありがとうございます。

 

ひとつ問題は、好きなものがまた増えちゃったなぁ〜って。

何かにハマったらそれまで好きだったものから手を引けるような人間では無いので…ひたすら好きなものや人が増えていってしまうんですよね…でもいいよね。だって好きなものが多い方が楽しいもん。それに、好きと好きがいつか繋がる瞬間があったり。私はそれがとっても大好きです。

私の全ての『好き』へ、ありがとう。

好きがあるから私は今日まで生きてこれました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。